イーサリアム(ETH)のステーキング量が過去最高を記録した。ETH価格も、機関投資家による積極的な買いを受け、12日ぶりの高値に回復している。
ビーコンチェーン上でステーキングされたイーサリアムは6月9日、3465万ETHに達し、2024年11月10日に記録された過去最高値を更新した。
この1年間、ステーキング量はおおむね3300万ETH以上で安定していたが、ネットワークエクスプローラーのBeaconcha.inによると、6月に入って再び増加傾向に転じている。
ステーキングの増加は、保有者が現在の価格水準で売却するつもりがないことを示唆しており、売却よりもステーキングによる利回りを選好しているとみられる。
供給量の3割近くがステーキングに
Dune Analyticsのダッシュボードでは、6月9日時点でステーキング量は3480万ETHと記録されており、Ultrasound.Moneyによる推計では3470万ETHとなっている。
また、Ultrasound.Moneyによれば、現在のステーキング量は流通しているイーサリアムの供給量1億2080万ETHのうち約28.7%に相当する。なお、イーサリアムの供給は2025年2月以降、再びインフレ傾向にある。
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この記録更新は、米証券取引委員会(SEC)によるイーサリアムETFのステーキング機能の承認が近いとの観測の中で起きている。アナリストによれば、ステーキング型のイーサリアムETFは「今後数週間以内」に登場する可能性があるという。
一方、ファーサイド・インベスターズによれば、ブラックロックのiシェアーズ・イーサリアム・トラスト(ETHA)は、23営業日連続で資金流出がゼロとなっており、イーサリアムを積極的に買い増している。
ETH価格は2週間ぶりの高水準に到達
価格面では、過去2年間でイーサリアムのステーキング量が77%増加したのに対し、価格上昇はおよそ50%にとどまり、過去最高値には遠く及ばない。
それでも6月10日には、ETH価格は1日で8%以上上昇し、2700ドルを回復。これは5月29日以来、約2週間ぶりの高値となった。
過去1カ月で、この2700ドルの価格帯は4度にわたり抵抗線として機能しており、今後の上昇トレンドを維持するには、この水準を明確に突破する必要がある。
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