米国の現物ビットコイン上場投資信託(ETF)は、9月26日の取引終了間際にビットコイン価格が6万5000ドルを突破したことを受け、過去2カ月で最大の1日当たり流入額を記録した。
ファーサイド・インベスターズのデータによると、米国の11の現物ビットコインETFの総流入額は9月26日に3億6570万ドルに達した。この大規模なETF流入は、7月22日の4億8600万ドル以来の最大のものとなる。
ARK21シェアーズ・ビットコインETF(ARKB)は1億1380万ドルの流入でトップに立ち、次いでブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)が9340万ドルで続いた。
フィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)は7400万ドルの流入を見せ、ビットワイズ・ビットコインETF(BITB)は5040万ドル、ヴァンエック・ビットコインETF(HODL)は2210万ドルの流入を記録した。
一方、インベスコ、フランクリン、ヴァルキリーのETFにはそれぞれ650万ドル、570万ドル、460万ドルの小規模な流入だった。
唯一の流出を記録したのはグレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)で、770万ドル(の流出となり、1月に現物ETFに転換して以来の総流出額は201億ドルにのぼる。
Spot Bitcoin ETF flows. Source: Farside Investors
今回の資本注入により、11の現物ETFの合計流入額は開始以来183億ドルに達した。
ETFストアのネイト・ジェラシ社長は9月27日にXでこの大規模な流入について「2024年に開始された500のETFのうち、年間を通じてこれほどの額を取り込んだものは25にも満たない」とのべた。
BTCの現物価格は、連邦準備制度理事会(FRB)の金利引き下げを受けて過去2週間でほぼ13%上昇している。
一方、現物イーサリアムETFは勢いを欠いており、ファーサイドによると、9月26日に9つのファンドが10万ドルの流出を記録した。ブラックロックとフィデリティの現物イーサリアムETFがそれぞれ1500万ドル以上の流入を見せたにもかかわらず、グレイスケール・イーサリアム・トラスト(ETHE)は木曜日にさらに3600万ドルの流出となった。
PR記事「仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) が新規口座開設キャンペーンを開催!最大で8200円相当のXRPを獲得可能【9月最新】」