世界最古のオークションハウスであるサザビーズは16日、「Pak」として知られるクリエイターによるNFT(ノンファンジブル・トークン)アートを販売することを発表した。NFTはますます広がりを見せているようだ。
サザビーズのチャールズ・スチュワートCEOは、CNBCとのインタビューで、「しばらくNFTについて研究してきた。来月にもPakとして知られるアーティストの作品を販売することを発表できることに興奮している」と話した。
Pak自体は一人のアーティストなのか、グループなのかは明らかになっていない。2020年9月の「The Control」の記事では、Pakが人工知能によってプログラムされ、Botなのではないかとの可能性も指摘されている。何れにせよ、スチュワートCEOは、Pakはデジタルアートの世界では知らない人がいないと評価している。
スチュワートCEOは、今後、どのくらいサザビーズでデジタルアーティストが登場するかを聞かれた際に「いうまでもなく、クリプトアートの世界ではまだ非常に早い段階だ」とし、「誰にとっても新しいものであり、刺激的で持続力があるものが多くある」と述べるにとどめた。
NFTではトークン化することによって、同じ作品でもシリアルナンバーのように、世界に二つと無いものと証明することが可能だ。このようなオープンエディション作品について「今後頻繁に見られるようになるだろう」とスチュワートCEOは語った。物理的なアート世界での伝統的なゲートキーパーや審査プロセスを回避する可能性を秘めているという。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン