米証券取引委員会(SEC)は、テラフォーム・ラボと創設者のド・クウォン氏を数十億ドルの仮想通貨証券詐欺を指揮したと主張して提訴した。

SECは2月16日の声明で、クウォン氏とテラフォーム・ラボが「多くは無登録の相互に接続された一連の仮想通貨証券」を提供・販売したと述べた。現在崩壊したアルゴリズム型ステーブルコイン、テラクラシックUSD(USTC)とテラ・ルナクラシック(LUNC)のことだ。

SECはまた、上場企業の株価をミラーリングする仮想通貨デリバティブのmAssetsと、テラフォームラボが発行したミラー(MIR)を問題視している。ミラーは、ミラープロトコルのガバナンストークン。

SECのゲーリー・ゲンスラー氏は声明の中で、クウォン氏とテラフォームラボは特にUSTCとLUNCについて「完全で公正で真実な開示を公衆に提供しなかった」と主張し、こう付け加えた。

"また、投資家に壊滅的な損失を与える前に、信頼を築くために虚偽の、そして誤解を招くような発言を繰り返すことによって詐欺を行った"

SECは、証券法および取引所法の登録および詐欺防止規定の違反に関する容疑で、ニューヨーク南部地区の連邦地方裁判所に訴状を提出した。