米証券取引委員会(SEC)は28日、クロント取引ファンドを運営するバージル・キャピタル(Virgil Capital)の資産凍結命令を発出した。同社の仮想通貨ファンドであるバージル・シグマ・ファンドに証券詐欺の疑惑があるとしている。

SECはヴァージル・キャピタルと関連会社を所有・管理するステファン・チン氏が不正を行なったと指摘。発表文によると、チン氏とバージル・キャピタルは2018年以降、シグマ・ファンドの戦略や資産、財務状況について虚偽の表示を行ったことで、投資家に損害を与えたとしている。

またその収益を仮想通貨取引にのみ使用すると公表していたにも関わらず「個人的な目的、その他の非公開のハイリスク投資」に使用したという。

SECは12月22日にニューヨーク南部地区に訴状を提出していた。

ヴァージル・キャピタルは1億ドルの資産を運用していると報じられている。今年4月の時点では待機者リストの新規投資家を受け付けていた。

 

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