イーサリアムネットワークがプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行する中、デジタル資産プラットフォームがイーサ(ETH)ステーキングに飛び込むための機関投資家向けサービスを開始した。

スイスのデジタル資産銀行プラットフォームSEBAバンクは、機関投資家向けにイーサリアムのステーキングサービスを開始したと発表した。同社によると、この動きは分散型金融(DeFi)サービスに対する機関投資家の需要の高まりに対応するものだという。

SEBAバンクの幹部であるマティアス・シュッツ氏によると、同社は、機関投資家もETHをステークすることでイーサリアムネットワークに貢献できると主張した。

「当社のイーサリアムステーキングサービスの開始により、機関投資家は、信頼できる安全で完全に規制されたカウンターパーティを通じて、ネットワークの将来を確保する上で重要な役割を果たすことができるようになる。」

同氏は、今度のマージは、セキュリティ、スケーラビリティ、持続可能性の面で、ネットワークにとって非常に重要なマイルストーンになると考えている。シュッツ氏はまた、機関投資家向けにETHのステーキングを開始することで、急速に進化するデジタル資産分野に対応することができると付け加えた。

SEBAバンク以外にも、イーサリアムマージを見越してステーキングサービスを提供し始めた企業がある。6月には、仮想通貨銀行のアンカレッジ・デジタルも機関投資家向けにETHのステーキングサービスを発表した。アンカレッジ・デジタルの共同創業者であるディオゴ・モニカ氏は、機関投資家のETHステーキングへの参入は、エコシステムと機関の双方にとって「ウィンーウィン」な状況であると述べた。