ノンファンジブル・トークン(NFT)マーケットプレイスであるラリブルは18日、「lazy minting」と呼ばれる新機能を導入し、ユーザーが無料でNFTを作成できるようにプラットフォームを強化する。

lazy mintingでは、作成後すぐにブロックチェーンにデータを保存する従来の方法ではなく、「購入時に作成され、購入時にガス料金を支払うのは購入者側」になるという。データはIPFSと呼ばれる分散化されたピアツーピアのストレージシステムに保存される。

過去1年間にNFT分野に取り組む企業などが増加した一方で、イーサリアムネットワークのガス料金が高騰を続けていることが、参入障壁を高め、多くの投資家をソラナなどの代替ブロックチェーンに向かわせている。

ラリブル・アナリティクスのデータによると、ERC-721トークンを1つ作成する際のラリブルでの現在の平均ガス価格は0.022ETH。現在の価格で82.26ドルに相当する。ガス料金が数百ドルにまで高騰したようなネットワーク活動が頻繁に行われている時期と比較すると、プラットフォーム上でミントを行うには有利な時期かもしれない。