プレイ・トゥ・アーン(play-to-earn)型ゲームによるコミュニティが形成される中で、恵まれない人々にその利益を還元する新たな機会が誕生している。

プレイ・トゥ・アーンのモデルは、ゲーマーに報酬を与えるというかつての先進的なコンセプトを瞬く間に現実世界のチャンスに変えた。今では、世界中のプラットフォームでオンライントークンを獲得し、貨幣と交換することができる。しかし、これらのゲームは参加者に収入をもたらすだけでなく、より多くのことを行うための機会でもある。

このようなゲームのコミュニティが拡大する一方で、多くの人が、「ゲームの力はもっと大きなものであり、適切な方法で活用すれば社会的な取り組みを支援することができる」ということを認識しつつある。例えば、匿名での寄付を受け付けるチャリティウォレットの立ち上げや、ゲームプレイで得た報酬の一部を非営利団体と共有するといったことが可能になるだろう。また、ゲーム内のNFTや参加者向けの特別仕様のリリースなど、新たな還元モデルを模索することもできる。

ブロックチェーンベースのプレイ・トゥ・アーン型ポーカーゲームであるPolker.game, は、長年かけてユーザーがポーカーゲームを通じてNFTを売買、獲得するためのコミュニティを構築してきた。この2つの世界の架け橋となる一方で、同コミュニティはNFTを統合したベータ版のリリースや、中央集権型取引所(CEX)のMEXC Exchangeでのローンチを控えており、近々さらなるCEXを発表するなど数々の成功を収めている。これらの成果は、12月25日に稼働したバイナンス・スマートチェーン(BSC)のステーキング機能、そしてメタバース(metaverse)と関連する仮想現実(VR)につながるとも言われている。

Polkerチームはこのコミュニティの成長に伴い、東アフリカ最大のクロサイ保護区であるオルペジェタ自然保護区(OI Pejeta Conservatory,)とパートナーシップを締結。自社プロジェクトが活発化し、市場で安定したプレゼンスを得ることで他者を助けることができるということを実感している。これは、今後彼らがすべてのゲーマーを巻き込んで盛り上げていきたいミッションのひとつでもある。

持続的に社会に還元するということ

オルペジェタ自然保護区が最初のチャリティ対象団体に選ばれたのは、世界で最後に残った2頭のキタシロサイをはじめ、絶滅の危機に瀕した動物が生息していることが理由だ。

寄付は一般的に来場者の資金から行われるが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、エコツーリズムで集められる通常の資金が大幅に制限されることになった。さらに、この保護区が位置する地域は干ばつに見舞われ、地域の動物や人々に大きな影響を及ぼしている。

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その重要性を理解したPolkerチームは、自分たちの功績を還元する機会として、オンラインコミュニティを通じて保護区への寄付を呼びかけている。

同チームは、イーサリアム(ETH)、バイナンススマートチェーン、ポリゴン(MATIC)で任意の寄付を送信できるチャリティウォレットを作成し、このプロセスをシンプルに管理している。この寄付金は、後日、同等の米ドル価値に交換された後にオルペジェタ自然保護区に送金される。送金日は1月1日の予定だ。

仮想通貨による送金では匿名での寄付が可能だが、Polkerは寄付をしてくれる人にも還元を行うための手段として個人情報を提供するオプションも用意した。ウェブサイト上のフォームから情報を入力することで、ユーザーはPolker GEN-0 NFTの最終製品の一部を獲得することができる。この取り組みと合わせて、フォームに記入したトップ寄付者(匿名も可能)には、オルペジェタ自然保護区の寄付専用のカスタムチャリティ記念NFTが贈呈される。

世界的な格差の解決のために

まもなく本格化するホリデーシーズンに向けて、Polkerチームはこう呼びかける。

「Polkerは今年の成功を祝して、世界の恵まれない人々に支援を提供したいと考えている。皆さんもぜひ、この活動に参加してほしい。プレイ・トゥ・アーンはすでに世界の格差を救っているし、今年のクリスマスに何ができるかをぜひ考えてみてもらいたい」

この保護区での活動は、今後定期的に開催されるイベントの第一弾に過ぎないという。Polkerチームは、チャリティが企業やスタッフにとって必要不可欠な要素であると考えており、この最初のイベントを成功させ、今後長期にわたって恵まれない人々への還元を続けるための前例となるように努力を続ける構えだ。

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