ジョージ・W・ブッシュ政権下で米証券取引委員会(SEC)の元委員を務めたポール・アトキンス氏が、2025年からSECのトップに指名される可能性が報じられている。
予測プラットフォームのカルシは、12月3日のXのポストでアトキンス氏の指名確率が93%に急上昇したと報告した。これにより、トランプ氏が1月の就任後にアトキンス氏をSEC委員長に指名する可能性が示唆された。その後、確率は90%を下回ったが、カルシは依然としてアトキンス氏の指名の可能性を他の候補者、例えば元通貨監督官代理のブライアン・ブルックス氏や元SEC弁護士のテレサ・グディ・ギレン氏よりも高く評価している。
Prediction platform Kalshi placed Paul Atkins’ odds of being picked by Donald Trump to head the SEC at 93%. Source: Kalshi
11月27日、ポリティコはトランプ氏のチームがアトキンス氏を次期大統領と面談するよう招待したと報じた。その後、匿名の情報源を引用したニュースメディアは、トランプ氏がアトキンス氏をSEC委員長に選んだ、もしくは元委員がその職を受けることに消極的であると示唆した。
記事の執筆時点で、トランプ氏はTruth SocialでSEC委員長の指名を公式に発表していない。もしトランプ氏がアトキンス氏を選んだ場合、1月に正式に指名され、共和党が僅差で多数を占める米国上院で承認される必要がある。
カルシの予測が有利であっても、トランプ氏がアトキンス氏、ブルックス氏、ギレン氏以外の人物をSECのトップに選ぶ可能性もある。11月にマット・ゲーツ氏を米国司法長官に指名した際には、短期間での撤回があったものの、トランプ氏はリスト上の人物を完全に無視した。
トランプ氏は仮想通貨業界に好意的なSEC委員長を選ぶか
トランプ氏は大統領選挙中に、ゲイリー・ゲンスラー氏を交代させることを仮想通貨業界に約束していた。その後、ゲンスラー氏は11月に、トランプ氏の就任予定日である1月20日に辞任すると発表した。
SEC委員長はデジタル資産に影響を与える政策を左右する重要な権限を持ち、未登録証券を提供しているとされる企業に対して規制措置を講じるかどうかを決定する。仮想通貨業界の多くは、SECに明確な規則を求めており、一貫性のない規制アプローチが企業を国外に追いやる可能性があると警告している。
仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) がDOGE100枚&BGB100枚プレゼントキャンペーンを開催!最大で6000円相当のDOGEと24400円相当のBGBを獲得可能【12月最新】