10月30日の発表によると、分散型取引所パンケーキスワップ(PancakeSwap)は、ポートフォリオ管理機能を新たに追加した。この機能は、分散型金融(DeFi)プロトコルのブリル・ファイナンス(Bril Finance)との提携のもと導入された。
新機能により、パンケーキスワップのユーザーは、取引所のユーザーインターフェースを通じて、トークンを単一資産のヴォルトに預けることができるようになる。トークンが預けられると、自動再配分を行う流動性供給アルゴリズムに送られる。パンケーキスワップとブリルの開発チームは、このシステムによりユーザーが他の方法に比べてリスク調整後のリターンを高めることができると主張している。

発表によれば、ユーザーはテザー(USDT)、ビットコイン(BTC)、バイナンスコイン(BNB)、イーサ(ETH)などのトークンを預けることができる。両チームは、このプロトコルがすでにテストで24%以上の内部収益率(IRR)を達成していると主張している。
新機能のリリースから4週間は、取引所のガバナンストークンであるCAKEもユーザーに追加で提供される予定だ。発表によれば、パンケーキスワップはブリルのポートフォリオ管理システムへのアクセスを提供する唯一のインターフェースとなる。
パンケーキスワップの「ヘッドシェフ」(CEO)であるモチ氏は、新たな統合が取引所をDeFiの主要なハブにする助けとなると主張し、「私たちはDeFiのすべてのハブになることを目指しており、このような統合により、ポートフォリオ管理のワンストップショップになることができる。ブリルの自動化技術とパンケーキスワップとの統合により、パンケーキスワップのユーザーは既に慣れ親しんだコア機能と機能を享受し、資産を手間をかけずに増やすことができる」と述べた。
DefiLlamaのデータによると、パンケーキスワップは1日あたりの取引量で見て完全に分散化された仮想通貨取引所としては2番目の規模を誇る。今年5月には、「パンケーキプロテクターズ」というパンケーキをテーマにしたゲームをローンチし、9月には法定通貨から仮想通貨への決済を行うベンダーとしてトランザク(Transak)を統合した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン