ノンファンジブルトークン(NFT)の販売は急成長しており、記録的なボリュームに達している。

暗号資産投資企業Paradigmの共同創設者マット・フアン氏が投稿した、NFTマーケットプレイスのデータ追跡サイトCryptoSlamのスクリーンショットで注目を集めている。

CryptoSlamはまた、取引の大部分が流通市場で行われていることを報告し、クリプト収集品がより頻発に取引されていることを示している。

CryptoSlamは、2020年10月にローンチされたバスケットボールのNFTゲーム「NBA Top Shot」が、過去24時間で580万ドル、過去30日間で6850万ドルの売上を記録した。

NBA Top Shotは、NBAにとっても大きな期待が持てる事業のようだ。ESPAとのインタビューで、NBAのライセンス担当アソシエイト・バイス・プレジデントであるエイドリアン・オキーフ氏は、次のように述べている。

「ブロックチェーンはユニークだ。下流の知的財産所有者に価値を提供できる。私たちは、ブロックチェーン技術が持続力を持ち、私たちのビジネスにとって非常に見所があると考えている」

CryptoSlamによると、Hashmasksが2位、CryptoPunksが3位となっている。スイスを拠点とするHashmasksは、70人以上のアーティスト集団によって作成されたユニークなデジタルポートレートのコレクションをホストしている。過去7日間で800万ドル以上の売上となっている。

CryptoPunksは、アルゴリズムによって生成された24×24ピクセルのアート画像だ。CryptoSlamによると、売上は過去24時間で150万ドル、過去1週間で1340万ドルとなっている。1月下旬にNFTの1つが605ETHで取引された

仮想空間の土地の売上も急増しており、Axie InfinityのNFTは2月8日に150万ドルという新記録を樹立した。

The Defiantによると、NFTマーケットプレイスのSuperRareは最近、総販売量で1000万ドルを突破し、その約22%が二次販売だった。

NFT二次流通市場のOpenSeaは、2月に取引高が急増した。800万ドルから3200万ドルまで4倍に増加した。

NFTマーケットプレイスのNiftyの取引高は、過去30日間の売上が870万ドルを超えるまでになっている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン