仮想通貨対応インターネットブラウザの1つであるOperaは、Web3を導入するための継続的な取り組みとして、8つのブロックチェーンとの統合を発表した

2022年1月、Operaはクリプト・ブラウザ・プロジェクトを発表している。これは分散型アプリ(DApp)や、ゲーム、メタバースプラットフォームのブラウジングを容易にするWeb3をテーマにしたイニシアチブだ。

このイニシアチブの一環として、Operaは今回、8つのブロックチェーンエコシステムのサポートを追加した。これはビットコイン、ソラナ、ポリゴン、StarkEx、Ronin、Celo、Nervos Network、IXOの8つだ。Operaは発表の中で、ユーザーがポリゴンやソラナのDAppエコシステムにアクセスできるようになると述べている。またOperaユーザーはStarkExやポリゴンといったイーサリアムのレイヤー2エコシステムへのアクセスも可能となる。

Opera's Crypto Browser project. Source: Opera

Operaによれば、複数のブロックチェーンを統合する目的は、チェーンにとらわれず、環境に優しい方法でWeb3に関与できるようにすることだ。

「最終的にWeb3はメインストリームのWebテクノロジーになり、ユーザーはWeb3と対話していることを知る必要がなくなるだろう。優れたユーザーエクスペリエンスと本当のメリットを得る必要がある」と、Operaは述べている。

2021年11月、Operaの競合であるBraveは、ソラナのブロックチェーンと統合してDApp機能を強化する計画を発表している。Braveのブレンダン・アイクCEOは「この統合により、次の10億人への仮想通貨ユーザーがアプリケーションとトークンを利用するための道がシームレスになる」と述べている。