毎日何千ものNFT(ノンファンジブル・トークン)が鋳造され、NFTコレクターにとって希少な作品を見つけることは困難だ。しかし、業界の進歩に伴い、希少なNFTを見つける苦労はすぐに過去のものになるかもしれない。

NFTマーケットプレイスのオープンシーは、NFTのレアリティ計算を提供するプロトコル「OpenRarity」の実装を発表した。このプロトコルは、透明性のある数学的アプローチでレアリティを計算する。

オープンシーによると、レアなNFTには1や2といった低い数字が与えられ、他の多くのNFTと同様の属性を持つNFTには高い数字が与えられるという。これにより、マーケットプレイスは、購入者がNFTの購入を検討する際に、信頼性の高い「レア度ランキング」を見ることができるようになると強調した。

この機能は、すべてのNFTコレクションに自動的に適用されるわけではない。NFTマーケットプレイスによると、クリエイターが自分のコレクションにOpenRarity機能を適用するかどうかを選択することは可能。

OpenRarityプロジェクトは、Curio、icy.tools、OpenSea、Proofなど、さまざまなNFTコミュニティの事業体による共同作業で行われた。その目的は、レアリティの手法を標準化し、すべてのNFTプラットフォームで一貫したレアリティ・ランキングを提供することだという。

また、オープンシーは最近、クリエイターが画像や動画、ハイライトでカスタマイズできる独自のNFTドロップページを作れる取り組みを開始した。これにより、クリエイターは発行スケジュールやギャラリーなど、NFTドロップに関する情報を共有できる。これらとは別に、クリエイターはカウントダウン・クロックを追加したり、コレクターが発行のためのアラートメールを受信できるようにしたりすることもできる。