ノンファンジブルトークン(NFT)の売上は9月も減少傾向を続けた。デジタルコレクティブルの月間売上高は回復しなかったようだ。
CryptoSlamのデータによれば、9月のNFT売上高は2億9600万ドルで、8月の3億7300万ドルから20%減少した。これは、2024年3月に記録した年初来高値の16億ドルから81%の減少となる。
Highest monthly sales and lowest monthly sales in 2024. Source: CryptoSlam
デジタルコレクティブルの月間売上高が3億ドルを下回ったのは、1億900万ドルに落ち込んだ2021年1月以来。売上高だけでなく、総NFT取引数も8月の730万件から9月の490万件に32%減少した。
9月のNFT市場の多くのネガティブな統計にもかかわらず、NFT取引の平均価値は8月の50.71ドルから9月には60ドルに18%増加した。
米国はNFT規制に照準か
NFT市場の低迷は、米国証券取引委員会(SEC)がNFTに注目している中で起きている。
8月28日、NFTマーケットプレイスOpenSeaのCEOであるデビン・フィンザー氏は、同社が証券規制当局からウェルズノーティスを受け取ったと報告した。フィンザー氏は、SECがプラットフォーム上の一部のNFTが未登録の証券に該当する可能性があると主張していると語った。
9月16日、SECはNFTをテーマにしたレストランFlyfish Clubに対し、NFTの販売に関して75万ドルの罰金を科した。SECのコミッショナーであるヘスター・ピアース氏とマーク・ウエダ氏は、SECの執行措置を批判し、Flyfishが販売したNFTに証券法を適用すべきではないと主張した。コミッショナーたちは、これらのNFTは単に「会員権を販売する別の方法」であると述べた。
SECのNFT取り締まりについて、人気のNFTコレクションPudgy PenguinsのCEOであるルカ・シュネッツラー氏は、規制当局の行動を「ナンセンス」と一蹴した。シュネッツラー氏は以前のコインテレグラフとのインタビューで、SECの行動を「中身が挟まっていないハンバーガー(大したことではない)」と表現し、OpenSeaを追い詰めることは、NFTに参入したより大きな組織、例えばサザビーズ、ナイキ、ポケモンなども対象にしなければならないと主張した。
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