ブロックチェーン分析プラットフォームのナンセンによると、ノンファンジブルトークン(NFT)の週間売上高がETH建で着実な増加を見せている。
X(旧Twitter)の投稿で、ナンセンは10月9日を終える週におけるNFTの売上が29704ETH、現在のETH市場価格で約5600万ドルに達したことを強調した。売上高は週ごとに増加し、11月5日週には68342ETH、1億2900万ドル以上に達した。
過去30日間において、NFTマーケットプレイスBlurがNFT取引量の最大シェアを占めた。データ集計プラットフォームNFTGoによると、Blurは前の30日間で161433ETH(約3億500万ドル)の取引量を記録した。一方、競合他社のオープンシーは、52307ETH、約1億ドルの取引量で2位につけた。
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NFTコレクションでは、ボアード・エイプ・ヨット・クラブ(BAYC)が過去30日間で最も高い取引量を記録した。BAYCコレクションの取引量は35226ETHで約6670万ドルだった。このコレクションに続いたのはミュータント・エイプ・ヨット・クラブ(MAYC)で14947ETH、そしてザ・キャプテンズが9948ETHだった。
クリプトパンクスは時価総額においてトップコレクションの位置を保持しているが、過去30日間の取引量は5773ETHにとどまった。
これに加えて、NFTGoのデータは過去7日間でNFTトレーダーが12%増加したことを示している。買い手のアドレス数は22804、売り手は27308であった。一方で、NFTを保持しているウォレットの数は約600万で横ばいだった。
NFTの取引量増加は、NFT市場にとっては弱気と思われるニュースが発表される中で起こった。11月3日、NFTマーケットプレイスのオープンシーはこのほど、「バージョン2」の立ち上げを前に、スタッフの半数を解雇した。