非代替性トークン(NFT)のマーケットプレイスであるマジック・エデンは、「ビットコインNFT」として人気が急上昇中のビットコイン・オーディナルズ向けのマーケットプレイスを同サイト内に立ち上げた。ビットコイン・オーディナルズとは、ビットコインの最小単位であるサトシにデータを記録する手法で、最近になってビットコインNFTとして人気が高まっている。

新たに開設されたマーケットプレイスでは、ビットコイン・オーディナルズのコレクションを売買できる。

「(ビットコイン以外の)他のブロックチェーンにも展開してきたように、今度はオーディナルズのエコシステムにマーケットプレイスを構築した」と、同社は3月21日の声明で述べている。

オーディナルズ・プロトコルは、元ビットコイン・コア開発者のケイシー・ロダーマー氏が今年1月に開発したものだ。それ以降、ビットコイン・オーディナルズの人気は急上昇している。

デューン・アナリティクスのデータによれば、2月1日から3月1日までの間にビットコイン・オーディナルズの総数は679から240,000に急増した。3月21日時点で総数は567,087に達している。

「オーディナル理論のリリースとその後の急速な普及に注目してきた。<中略>わずか1ヶ月でマーケットプレイスを構築し、カリフォルニアでハッカソンも開催した」とマジックエデンは語っている。

現在、マジックエデンではビットコイン・オーディナルズの二次販売のみがサポートされている。今後、ビットコインNFTをより簡単にミントできるツールも検討しているという。

ビットコイン・オーディナルズの取引市場はマジックエデン以外にも、ORDXやGenerative XYZなどが2月にローンチされている。また、今週初めにはNFTプラットフォームのGamma.ioが独自のビットコイン・オーディナルズ市場を公開した。

コインテレグラフはマジック・エデンにコメントを求めたが、すぐには返答を得られなかった。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン