韓国の大手ビットコイン取引所、Korbitがイーサリアム・クラシックの取引開始をアナウンスしている。これによりKorbitのユーザーは取引手数料なしでETCの売り買いが可能になった。
7月18日、Korbitの開発チームが公式にイーサリアムの取引を停止すると発表としている―そこにはETHの入出金も含まれ―ユーザーがハードフォークにより影響を受けることを阻止する目的があったと思われる。
韓国最大のビットコイン取引所が初めてイーサリアム・クラシックの採用を決定
Korbitの開発チームは、ネットワークが落ち着き、より安定度を増し次第、イーサリアムの取引を再開するとユーザーに伝えている。
Korbitの開発チームがユーザーに伝えた内容は以下の通りである―
「ハードフォークの準備のため、全てのETH入出金の手続きは韓国標準時、7月20日の水曜日午後五時か、ハードフォークが行われる1時間前に停止されます。ハードフォーク後、ネットワークが安定し次第ETHの入出金を再開致します」
しかしながら、ハードフォークによりイーサリアム・クラシックが作られ、ネットワークはイーサリアム・ネットワークの元のチェーン開発とメンテナンスに集中している。ETCの時価総額と出来高は、世界最大の暗号通貨取引所であるPoloniexやKrakenなどからの支援を受け
増加し続けており、Korbitの開発チームは韓国で初めてとなるイーサリアム・クラシック採用を決断したようだ。
全てのETC取引を手数料ゼロで行うことが可能
さらに重要な事には、新たな暗号通貨での取引開始を記念して、Korbitの開発チームは、しばらくの間全てのETC取引を手数料無料で行えることをアナウンスしている。
開発チーム曰く―
「Korbitで、イーサリアム・クラシック/韓国ウォン (ETH/KRW) の取引がついにローンチされました。これで、弊社Korbit取引所を利用して、直接韓国ウォンでのETC取引が行うことが可能になります。BTC/KRWでの取引と同様に、オーダーブックに任意の価格を設定し取引を行い、弊社のウェブサイトを通しETCを入金し、トレードを行うことが出来ます。ETC取引開始を記念して、しばらくの間、手数料無料で取引を行っていただくことが可能です」
Korbitは韓国におけるベンチャーキャピタルによる支援を受けた2社の取引所のうちの1社で、現在は韓国暗号通貨市場のシェアの大半を独占しており、桁外れの高い取引量を誇る取引所である。
Korbitがイーサリアム・クラシックの全面支援を発表したことで、近いうちに他の韓国大手取引所もイーサリアム・クラシックの取引を開始する可能性が非常に高いだろう。