韓国のある男性がビットコインの黎明期に約8300円分を購入し約29億円の利益をあげたとテレビ番組で紹介され話題になっている。9日、韓国マネートゥデイが伝えた。

 単純にドル建計算すると、男性の投資は2011年に行われ7年間で約24万倍に膨れ上がったことになる。事実ならば取得金額は0.1ドル/ビットコイン。男性は、韓国で仮想通貨取引所が設立される数年前から何らかのルートでビットコインを買ったようだ。

 ところがこうした報道をうけ、男性のあげた利益に対してキャピタルゲイン税や所得税、あるいは収入税等を徴収すべきではという指摘の声があがっている。韓国では仮想通貨をめぐる税制がいまだはっきりしておらず、これを非難する声もあり、韓国国税庁の動きに注目が集まっている。