ウイルス対策ソフト創業者のジョン・マカフィー氏は22日、自身が開発するプライバシーコイン(匿名通貨)「Ghost(ゴースト)」などを扱う「ゴースト分散型取引所」の運営を開始したと発表した。ゴースト分散型取引所はこれまで発表していた「McAfeeDex」をリニューアルしたもの。

ゴーストは、プルーフ・オブ・ステークス(PoS)のアルゴリズムで、ゴースト分散型取引所でアトミックスワップを通じて主要仮想通貨と取引可能になる。

ゴーストに批判も

マカフィー氏が開発が進んでいることをアピールする一方で、ゴーストは批判の対象になっている。

これまでに、オープンソースの匿名通貨PIVXの開発者がホワイトペーパーをコピーしたと主張。ゴーストのホワイトペーパーの「全26ページのうち少なくとも20ページが直接盗用されたことが確認できた」としている。PIVX側によると、ホワイトペーパーについてはオープンソースではなく著作権により保護されているものだという。

これについて、ゴースト側は5月にコインテレグラフに対し、ゴーストはPIVXのコードを「改善したもの」と説明し、「PIVXのフォークしたもの」であると認めている。

しかし、マカフィー氏はPIVXを名誉棄損として訴えると発言。「PIVXはソースコードがパブリックドメインであると主張しようとしている。しかしそれがどのように機能するか(ホワイトペーパーの意)はそうではないという」と話し、「ドキュメントを隠しながら製品をオープンソースだと主張するのは詐欺だ」と批判している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン