政府の個人情報保護委員会が企業によるクッキー(Cookie)利用の規制強化を検討している。複数のメディアが報じた

クッキーは、個人のウェブ閲覧情報のことを指す。多くの企業が、個人が訪れたサイトから個人の趣味や思考を推測して適格な広告配信などに利用してきた。

また、今年8月に就職情報サイト「リクナビ」運営元のリクルートキャリアが提携企業から提供された応募者のクッキーとリクナビ上の情報を紐づけるで、応募者を特定。過去の応募者の行動パターンと照合して内定辞退率を予測して外部企業に販売し、批判を浴びた。

報道によると、政府は2020年の個人情報保護法改正にクッキーの規制強化を盛り込むことを検討している。企業間でクッキーをシェアする際には本人の同意を得ることを求める方針だ。

プライバシーに対する人々の意識の高まりは、中央管理者によるデータ管理のない仮想通貨にとって追い風とみられている。

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