グレイスケールが、同社のビットコイン投資信託(GBTC)を上場投資信託(ETF)に転換することを検討していると報じられた。

10月17日、グレイスケールの親会社デジタル・カレンシー・グループのバリー・シルバートCEOは、ツイッターで、ビットコインのコメンテーターであるPreston Pysh氏からGBTCがいつETFに転換されるのかを聞かれたシルバート氏は「Stay tuned(乞うご期待)」と答えた。

しかし、GBTCの投資家は、シルバート氏の発言に不安を感じたようだ。ツイッターユーザーの svrgnindividual氏は、これまでの投資はETFの株式に変換されるのか、と質問した。これに対してシルバートCEOからの返答は、記事執筆時点ではされていない。

グレイスケールがビットコインETFに意欲を見せているとされる噂は、匿名の内部関係者の声としてCNBCも報じた

10月15日、SECは、ProShares Trustの先物価格に連動するビットコインETFを受理したと発表した。

このETF承認が、ビットコインの最近の上昇要因となった。しかし、多くのアナリストは、このETFが現金決済の構造を持っていることを批判。代わりにBTCに裏付けられ、BTCで決済されるビットコインETFをSECが承認することを期待している。

10月15日に更新されたグレイスケールの最新の保有状況によると、同社の運用資産(AUM)は526億ドルで、そのうち73%がビットコイン投資信託。このデータは、グレイスケールが、ビットコインの総供給量の3.3%にあたる約62万BTCであることを示唆している。