昨日は日米で金融緩和がおこなわれたが、マーケットの混乱は収まっていない。ロンドン株式市場では、FTSE100種総合株価指数が急落。前日比215.03ポイント(4.01%)安の5,151.08となり、2011年11月以来、8年4カ月ぶりの安値で引けた。

ポンド円も節目の130円を割り込み、128.92円まで円高・ポンド安が進んだ。イングランド銀行(BOE)は、11日に新型コロナウイルスの感染拡大への対策として0.5%の緊急利下げに踏み切ったが、26日の英政策金利発表でも追加緩和の思惑があり、ポンド売りを促している。

本日は2月の雇用統計が発表される。イギリスの労働市場の動向を測る指標として注目だ。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

本日のポンド円予想レンジ 128~132円

12時時点のポンド円は130円台を回復している。ただ、雇用統計の結果次第では再度下値を試す展開になるかもしれないので警戒が必要だ。