3月からEUとの通商交渉を控え不透明感は強いものの、ジャビド氏からスナック氏への英財務相の交代が財政刺激策への思惑を強め、ポンド買いにつながっている。週末のサンデータイム誌は、スナック新英財務相が政府支出の大幅な引き上げを考えていることを報じている。

ただ、11日に発表された10~12月期実質国内総生産(GDP)は前年比+1.1%と、2018年序盤以来の低水準。通商協議の不透明感も高まっている中、3月半ばにはベイリーBOE新総裁が就任し、移行期間内に利下げに踏み切る可能性もあるので注意が必要だ。

本日は材料難で小動きになりそうだが、明日の雇用統計に注目している。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

今日のポンド円予想レンジ 142.50~144円

ポンド円は一目均衡表の雲に上値を抑えられている。雲は薄いので、一気に抜けるかどうかに注目だ。ただ、本日はニューヨーク市場が休みなので、大きく動きづらい展開になると予想する。