Web3のソーシャルメディアプラットフォームであるフレンドテックが、プロジェクトのスマートコントラクトの管理権を永久に放棄したことを受け、ラグプルの疑惑が浮上している。

9月8日、フレンドテックのチームは、管理者と所有権のパラメータをイーサリアムのnullアドレスに設定したと発表した。これにより、今後の手数料や機能の変更が不可能になる。この発表後、フレンドテック(FRIEND)トークンは24時間で26%下落した。

フレンドテックはラグプルか?

仮名の仮想通貨アナリスト、ウェールスウーシュ氏はXに「フレンドテックはラグプルだ」と投稿した。同氏はスレッド内で、このプロジェクトがソーシャルファイアプリから高度なトレーディングへと進化する中で、「ポンジ」と化したと述べた。

Source: Waleswoosh

ウェールスウーシュ氏は、プロジェクトのピーク時にプラットフォーム内のクリエイターがキー保有者に「とんでもないこと」を約束したと非難。あるクリエイターはエアドロップをキー保有者に分配するとまで約束したと指摘したという。また、フレンドテックのチームもこうした行為によって6000万ドル以上の手数料を得たと語った。

ブロックチェーン分析プラットフォームのルックオンチェーンによれば、フレンドテックのチームは2023年12月2日から2024年6月11日の間に19477ETH(約5200万ドル)を売却した。ルックオンチェーンは、トークンの価格がローンチ以来95%下落したことも強調した。

当時はプラットフォームが次のインスタグラムになる可能性があると称賛されていたが、関心は薄れていった。期待されていたエアドロップ後にほとんどの保有者がトークンを売却し、他へ移っていった。最近のフレンドテックの発表により、ウェールスウーシュ氏はフレンドテックのトークンとキーが「無価値」になったと考えている。

フレンドテックはコミュニティの質問に応答

9月10日、フレンドテックチームはプロジェクトに関する懸念に対応する発表を行った。

チームによれば、フレンドテックのウェブサイトアプリケーションを終了する計画はないという。また、今回の措置は、レイヤー2プラットフォームBaseで新たな手数料を発生させる変更が今後行われないことを保証するものであると強調した。さらに、アプリの機能には影響がないとし、「すべてが同じままである」とのべた。

コインテレグラフはフレンドテックにコメントを求めたが、記事執筆時点で回答は得られなかった。

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