ステーブルコインの「DAI(ダイ)」を発行するメーカーダオ(DAO)は、フリーランサー向けのブロックチェーン基盤の雇用プラットフォームOpolisを支援する。9月17日にOpolisが発表した。OpolisでDAIでの決済ができるようにする。
Opolisは、フリーランサーやギグワーカーといった人々による分散型雇用組織(DEO)の確立を目指している。OpolisのDEOに参加したフリーランサーに対して、健康保険や退職金制度などを提供したいとしている。
今回のメーカーダオとの連携を通じて、DAIによる健康保険入金やDAIによる報酬支払が選択可能になるほか、福利厚生サービスの支払いのDAIによる決済や税務コンプライアンスの自動化なども提供することが可能になるという。
メーカーダオはスマートコントラクトとコードで完全に管理する分散型自律組織(DAO)。同社コミュニティ開発責任者リチャード・ブラウン氏は、フリーランスやギグエコノミーは自由を提供する一方でその代償もあるとし、以下のように述べている。
「メーカーは、この新しい労働力のリスクをDAIがいかに減少させるのか見るのが楽しみだ」
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版