ファーストグローバルクレジットがそのサービス拡張を発表した。今では一般的に株式をロンドン証券取引所(LSE)にて取引することが可能だが、アメリカでもまもなく商品先物契約が可能になる。
コインテレグラフはBitcoin Foundationの元エグゼクティブディレクターで、ファーストグローバルクレジットの社外業務取締役であるJohn Matonis氏に今回の件について伺った。
「ビットコインを所有している法人及び個人にとって、アセットによって定期的な収益を得たいと願うことは必然ですので、ファーストグローバルクレジットのような商品に関しては多大な需要が存在しています。ファーストグローバルによって、ユーザーは資産を現金化することなく、これを達成することができます。何故なら、ビットコインが担保として活用できるのであれば、投資家は以下の二つの方法で儲けを得ることが出来るからです―一つはビットコインの価値の上昇、そして、もう一つは、株式売買です」
ファーストグローバルクレジットは、2014年の10月に立ち上げられた暗号通貨関連のフィナンシャルサービスを提供している企業で、ビットコインを担保余力として、株式やETFなど株式市場の商品取引が可能だ。
同社は次のステップとして先物契約の提供も考えているようだ。Jon Martonis氏は次のように述べている―
「来週には、商品先物契約の提供を、と考えています。まずはゴールドや原油を含む10種の契約から始まり、ビットコインを委託保証金として、先物ポートフォリオ向けに利用できるようになる見通しです。需要に応じて、徐々に利用可能な先物契約の数を増やしていく予定です」