イーサリアム保有者の90％以上が含み益　4000ドルを再び超えることはできるか？

イーサリアム（ETH）の保有者の90%以上が利益を得ているが、トレーダーはETHが4000ドルを再び超えるかどうかについて不安を抱いているようだ。

4000ドルにショートが積み重なる

コイングラスのデータによれば、4000ドルを超えると約14億3000万ドルのショートポジションが清算される可能性がある。

イン・トゥ・ザ・ブロックのデータでは、「ETH保有者の90.8%が利益を得ており、これは6月以来の最高値だ」としている。さらに、「損失を抱えている9.2%の保有者は全供給量のわずか2.8%となっているため、このグループからの売り圧力は限定的かもしれない」とのべた。

ETHが4000ドルを超えたのは3月12日で、ビットコイン（BTC）が7万3679ドルに達した時だった。ETHは現在3582ドルで取引されている。

7月23日に現物イーサリアム上場投資信託（ETF）が開始された後も、ETHは2223ドルから4066ドルの狭いレンジで取引されている。トレーダーは、このETFの開始が1月のビットコインETFのような価格変動を引き起こすと期待していた。

資金調達率はETHの上昇を示唆

複数のトレーダーはETHが年初来高値に戻る可能性があると楽観視している。

クリプトクアントの寄稿者シャヤンBTC氏は、11月28日のマーケットレポートで、最近の数週間でETHの資金調達率が「顕著に上昇」していると指摘した。しかし、資金調達率はETHが過去最高値の4900ドルに達した時のレベルには達していないため、ETHはまだ「過熱状態に入っていない」とも書いている。

匿名の仮想通貨トレーダー、アッシュ・クリプト氏は11月28日のX投稿で、ETHが4000ドルに到達する日は「非常に近い」と述べた。さらに楽観的な見方を示したトレーダーのボロビック氏は、11月23日のX投稿で「イーサリアムが今回のサイクルで1万,000ドルに達したら、初めてタトゥーを入れる。ETHのロゴだ」と書いている。仮想通貨アナリストのラーク・デイビス氏は7月以来、ETHの目標価格を1万5000ドルであると強調している。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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