イーサリアムのネイティブトークンで仮想通貨として第三番目に大きい時価総額を有するイーサ(ETH)が日本時間で3日未明、914ドルをつけ再び高値更新した。本記事作成時点で889ドルで取引されておりそれまでの24時間で約16%上昇したことになる。
イーサはここ一ヶ月で急騰。12月1日につけた440ドルから今回の高値で倍になったかたちだ。
17年5月以来200〜400ドルで取引されていたが12月中旬に上昇を開始。同月19日にも880ドルをつけていた。
2017年、イーサリアムは驚くべき成長を遂げた。昨年1月1日に8ドルで取引されていた頃の時価総額は約780億円。一年後には10兆円近くになった。実に12倍以上に跳ね上がった計算だ。
今回の高値更新は特にアジア地区における大きな取引量を伴った。全取引量の約11%を占めたシンガポールのコインビーン(Coinbene)では24時間で約670億円以上のイーサが売買された。香港と東京に拠点を置くバイナンスでは24時間で約400億円、韓国のビッサムでも約380億円と盛んな取引が行われた。
また仮想通貨市場全体も強い動きを見せている。時価総額上位20位のアルトコインのほとんどが堅調な動きで一部は30〜80%上昇。一方でビットコインはやや低調で仮想通貨全体の時価総額に占める割合は一時過去最低の約35%まで低下している。