ブルームバーグのアナリストによると、米国で初めてとなる先物型のイーサリアム上場投資信託(ETF)が来週から取引開始となる可能性がある。
9月28日、ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリストのジェームズ・セイファート氏は「SECが来週にも一連のイーサリアム先物ETFを認可する見通しだ」と語った。彼のコメントは、「SECがイーサリアム先物ETFのローンチを加速させたいと聞いている」というETFアナリストのエリック・バルチュナス氏への応答となっている。
「彼らは閉鎖前にそれを解決したい」とバルチュナス氏は述べており、「さまざまな申請者が来週の火曜日から取引を開始できるように、金曜日の午後までに文書をアップデートするようにと聞いている」と語った。
Looking like the SEC is gonna let a bunch #Ethereum futures ETFs go next week potentially https://t.co/YoBD1d1ay8
— James Seyffart (@JSeyff) September 28, 2023
米国政府は、新たな会計年度の資金供給について議会が合意できなかった場合、10月1日午前0時1分に閉鎖すると予想されている。これは、他の連邦機関と共に金融規制当局に影響を与えると予想されている。
現在9つの発行者からの15のイーサリアム先物ETFが承認待ちとなっている。イーサリアム先物やハイブリッドETF商品を提案している企業には、ヴァンエック、プロシェアーズ、グレイスケール、ボラティリティ・シェアーズ、ビットワイズ、ラウンドヒル、ダイレクションなどがある。
アナリストたちは、イーサリアム先物ETFが10月にローンチする可能性を90%と評価し、ヴァルキリーのビットコイン先物製品(BTF)が10月3日にイーサリアムへのエクスポージャーを持つ最初のものとなると見込んでいる。「ボラティリティ・シェアーズの行動のおかげで、純粋なイーサリアム先物ETFが翌週から取引を開始すると予想する」という。ただし、「すべてがローンチするとは予想していない」とも付け加えた。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン