米国における現物イーサリアム上場投資信託（ETF）が、歴史的な流入額を記録した。これにより、仮想通貨の上昇が続く中、9日連続での流入を達成した。

ファーサイド・インベスターズのデータによれば、米国の9つのイーサリアムETFは12月5日に合計4億3150万ドルの流入を記録した。

これは7月23日のファンド立ち上げ以来最大の日次流入額であり、11月29日の3億3300万ドルを上回った。イーサリアムETFは11月21日以降、プラスの流入を維持しており、過去2週間で13億ドル以上を蓄積している。

この大量の流入により、純流入総額は10億ドルを超え、グレースケールのイーサリアム・トラスト（ETHE）の流出が鈍化したことで、さらに増加している。

ブラックロックのiシェアーズ・イーサリアム・トラスト（ETHA）は、5日の流入の大部分を占め流入額は2億9570万ドルに達した。

フィデリティのイーサリアム・ファンド（FETH）はこの日1億1360万ドルの流入を記録し、グレースケールのイーサリアム・ミニ・トラスト（ETH）は3070万ドル、ビットワイズのイーサリアムETF（ETHW）は660万ドルの流入があった。グレースケールのイーサリアム・トラスト（ETHE）は1510万ドルの流出を記録し、他のファンドは流入ゼロであった。

一方、米国の現物ビットコインETFも、12月5日に11のファンドで7億4780万ドルの純流入を記録し、堅調な勢いを維持している。ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト（IBIT）は、この金額の大部分を占め、7億5160万ドルの流入を記録した。

一方、グレースケールのビットコイン・トラスト（GBTC）は1億4880万ドルの流出を記録した。

イーサリアムETFの流入は、スポットETH価格が過去2週間で16%上昇したことに伴い加速している。コインゲッコーによれば、12月5日に資産は8カ月ぶりの高値3946ドルを記録した。

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