イーサリアム(ETH)の約3分の1がステーキングされており、トークン保有者が仮想通貨とその報酬に対する長期的な関心を示している。
10月8日、オンチェーンデータ提供者のイントゥザブロックは、全イーサリアムの28.9%がステーキングされていると発表した。イントゥザブロックによれば、1月にはETHのステーキング率が23.8%であり、過去10カ月で追加の5.1%がステーキングされたことになる。
イントゥザブロックはまた、ステーキングされたETHの15.3%が3年以上ステーキングされていることも指摘している。イントゥザブロックは、これがイーサリアムの将来に対する「長期的な信頼」の強いシグナルだと考えている。
ステーキング増加でもETH価格は下落
ステーキングの関心が高まっているにもかかわらず、多くの仮想通貨の価格は下落している。2024年の前半にはETHが大きな強さを示したものの、10月には課題に直面した。
3月12日にはETHが年初来高値を記録し、4000ドルを超えて取引された。しかし、3月以降40%の下落を経験し、現在の価格は2400ドル付近で推移している。
Ether’s yearly price chart. Source: Cointelegraph Markets Pro
アナリストたちは、イーサリアムのイニシャル・コイン・オファリング(ICO)の参加者による売り圧力や現物イーサリアム上場投資信託の需要不足が最近の価格下落に寄与した可能性があると考えている。
10月1日から3日にかけて、ETHの価格は2650ドルを超えることができずに12%下落し、過去2週間の上昇分は帳消しとなった。
ソロステーキングの要件緩和
一方、イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は、ソロステーキングの要件を引き下げる考えを最近支持した。
10月3日、ブテリン氏はソロステーキングについての議論に参加し、投資家が単独でステーキングするための最低ETH要件を引き下げることの重要性を認識した。資金が少ないユーザー向けにはステーキングプールが利用可能だが、自分でステーキングしたい保有者は32ETHが必要である。ブテリン氏はこのことがステーキングへの広範な参加を阻む要因となる可能性があると語った。
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