EOSIO Dawn 3.0がギットハブで事前公開、スケーラビリティに焦点

 オープンソースソフトウェアの発行者であるBlock.oneが6日、スケーラビリティに焦点を置いたブロックチェーンプラットフォームであるEOSIO Dawn 3.0をギットハブ(Github)上に事前公開した。EOSIOがブログサービスのミディアム(Medium)に投稿した

 最新のDawn 3.0は、6月に正式公開されるもようだ。「EOSIO 1.0への道において画期的な出来事」と説明している。前バージョンのDawn 2.0は昨年12月にリリースされている。

 今月初旬、Block.oneとドイツのフィンテック・インキュベーターであるFinLab AGは、EOSソフトウェアの開発で提携すると発表している。開発資金は1億ドル(約107億円)。

 ミディアムの記事でEOSIOは「ブロックチェーン間コミュニケーションは、至高のスケーラビリティ機能である。業界はこれまで、サイドチェーンやプラズマなどの方法で対応しようとしてきた。ブロックチェーン間コミュニケーションの目標は、スマートコントラクト間のブロックチェーン内コミュニケーションと、同程度の安全性を達成することであり、我々はこれを達成したと思う」と述べた。

 Dawn 3.0には、EOSIOの最初のホワイトペーパーで検討すらされていなかった数多くの機能が含まれている。中でも注目すべきは、並列計算を通じてハードフォークなしで処理を加速する能力、スマートコントラクトとして軽量クライアントを実装する能力、検証計算をリプレイから削除することができるコンテクストフリー・アクションの実装、および新しいリソースレート制限システムの追加だ。

 ブログではまた、様々なアクションに対する遅延時間をユーザーが設定できる、Dawn 3.0の最も重要な機能の一つについて報告している。その機能により、ユーザーはハッキングされたことを、ハッカーが取引を成立させてしまう前に知ることが可能だ。時間の遅延機能によりブロックチェーンに書き込まれる時間が選べるからだ。

 EOSIOは、プライベート・ブロックチェーンや許可されたブロックチェーンにおいて、トークンなしで使用することができる。ブロック間隔は0.5秒で、数行のシンプルなコードを含むハローワールド・コントラクトを使用している。

 EOSIOは記事の最後に、1つのトークン当たり最大限のネットワーク効果を生み出し、高い時価総額のトークンにより作り出された経済的インセンティブの信用と安全性を活用するため、ユーザーの需要を満たすために必要な数のチェーンを運用するよう、EOSIOパブリックネットワークに促している。