イーサリアムの再ステーキングプロトコルであるアイゲンレイヤー(EigenLayer)が、ロックされた総価値(TVL)で4番目に大きなプロトコルになった。これにより、仮想通貨貸出プロトコルのジャストレンドを上回った。
アイゲンレイヤーのTVLは2月15日に5.73%増加し、69億9000万ドルに達した。DefiLlamaのデータによると、過去7日間で47.95%、過去1か月で307%増加している。

アイゲンレイヤーがステーキング上限の一時撤廃を発表した後、TVLは2月5日に上昇を始めた。アイゲンレイヤーのTVLは2月5日の215億ドルから2月10日には605億ドルに181%以上増加した。新しいステーキング上限が10日から再び適用されたが、プロジェクトは将来この上限を永久に撤廃する計画だ。
アイゲンレイヤーのような再ステーキングプロトコルは、バリデーターやステーカーがリキッドステーキング派生コイン(例えばリドのstETHやロケットプールのrETH)を再ステーキングすることができる。
2月9日までの30日間で、イーサリアムのバリデーターの4人に1人が、アイゲンポッドに自分の出金認証情報を設定していると、アイゲンレイヤーの戦略責任者であるブリアナ・モンゴメリー氏がXポストで述べている。

アイゲンレイヤーが12月28日にTVL10億ドルを超えた直後、ステーキングプロトコルへの関心は増加し始めた。2月15日現在、プロトコルには合計10万8574人の預金者がおり、合計で152万ETH以上を保有している。
アイゲンレイヤーは近く、投資家がステーキングノードを運用できるメインネットの立ち上げを計画している。また、2月9日のXでの発表によると、イーサリアム上に構築された分散型データ利用サービスであるアイゲンDAの立ち上げも準備中だ。