著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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三角持ち合い形成、最終局面か

BCH/JPY 8時間足Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は、BCH/JPYの8時間足チャート(期間:2021年5月7日~執筆時点)である。

BCH/JPYは5月以降、下落トレンドが継続していたが、6月に入ってからは75,000円のラインを中心に三角保ち合いを形成している。

75,000円付近のもみ合いは、2週間ほど継続している状況から煮詰まり感が強くなっており、三角保ち合いの収束局面を迎えているかもしれない。

一方で、ファンダメンタルズを見てみると、マーケットにとってプラスに働く材料となるニュースを確認できる。

中国政府が暗号資産のマイニングを取り締まると表明したことに対し、中国のマイニング機器メーカーのカナンが、無差別な取り締まりだと反対意見を表明している。また、海外では取引所の発行するVISAカードでApple PayとGoogle Payに対応し、暗号資産での決済サービスを開始することが公表されている。

ファンダメンタルズの材料が好感されれば、保ち合いを上方ブレイクしてくる可能性も捨てきれないが、依然として暗号資産(仮想通貨)全般の反発からの戻りは弱く、下落相場の継続も考えられる。

以上より、BCH/JPYはどちらにブレイクしてもおかしくなく、今後の値動きに注目したいところだ。

今回はそんなBCH/JPYについて、どちらにブレイクした場合でも対応可能なトレード手法の一つであるリスクリワードレシオを採用し、そのシナリオを紹介していきたい。

そもそもリスクリワードレシオとはなにかというと、エントリーポイントから損失を確定させる損切ラインと、エントリーポイントから利益を確定させる利益確定ライン(以下利確ライン)までの比率のことである。

これを意識してトレードすると損失は少なくて済み、利益を伸ばしていけるためトレーダーとしては必須の考え方である。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。