著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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炭鉱のカナリアに暗号資産も左右されるか

Tradingviewより作成

上図は2021年1月からの銅価格と暗号資産時価総額の価格比較をしたグラフである。

BTC(ビットコイン)をはじめとして、暗号資産の今後の動向は世界経済の先行指標であり、炭鉱のカナリアとも呼ばれる銅が鍵となる可能性が高い。銅価格はかつて2008年のリーマンショック発生の1か月前に急落。2020年コロナショックでも1か月前に価格はいち早く下落しており、世界経済を占う道標と言われている指標である。

直近の銅価格は5月10日に付けた高値を上回ることができずに失速していた。

一方の暗号資産時価総額も、銅価格が高値を付けた同時期に時価総額2.5兆ドルという史上最高値を付けたが、世界経済の循環サイクルを反映する銅の失速と同時に調整を迎えたといえるであろう。

暗号資産高騰の背景として、コロナショックをトリガーとした例をみない金融緩和が要因として挙げられているが、今後の暗号資産の動向を探るためにもFOMC(米連邦公開市場委員会)の金融政策方針に注目が集まっている。

今回は、テーパリング(量的緩和の縮小)を表明した2013年に焦点を当てて2021年との類似性を見ていきたい

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。