著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

プロフィール:暗号資産交換業者。DMM Bitcoinなら、豊富な取扱い暗号資産(仮想通貨)種類(レバレッジ11種類、現物3種類)でお取引が可能です(※2020年10月現在)。厳重なセキュリティで、お客様が安心して暗号資産のお取引ができる環境を提供します。最短当日に口座開設可能。(暗号資産交換業 関東財務局長 第00010号、第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3189号、加入協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会)

BTCがエリオット波動の第5波、高値に接近

BTC/JPY 8時間足(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

BTC/JPYの8時間足からエリオット波動を見ると、第5波高値付近に位置しており、高値更新を渋っている状況にみえる。

BTC/JPYは6万ドル(約660万円)を達成しており、引き続き目線は上昇方向だが、エリオット波動のチャートパターンに則るとどうなるだろうか。

上昇第5波の次は下落の第1波が来るという見方もできるが、高値の更新率でみても上昇第1波の高値⑴から、上昇第3波の高値⑶までの更新率は41%更新なのに対し、上昇第3波の高値⑶から、上昇第5波の高値⑸までの更新率は9%と更新率が約5分の1と著しく低下しており、上値が重たくなってきている。

このことからも、エリオット波動下落第1波への転換可能性を示唆する要素として捉えておくことが必要かもしれない。

以上を踏まえると、上図において赤矢印で示した下落シナリオを描くパターンを考慮する必要があり、高値掴みをしてしまわないよう注意が必要かもしれない。

ダイアゴナルトライアングル形成の可能性

BTC/JPY 8時間足 (DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

今後の相場予想として、BTC/JPYの最高価格である、上図で示した高値Aのラインを上抜けてきた場合、エリオット波動上昇第5波を起点に発生し、トレンド転換のサインといわれている斜行三角形、ダイアゴナルトライアングルを形成してくる可能性も視野に入れたい。

斜行三角形の中でしばらくもみ合ったのち安値を結んだサポートラインを下にブレイクし、トレンド終焉というシナリオも考慮に入れておきたいところだ。

続きはこちら

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。