著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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ETH(イーサリアム)が主要銘柄のBTC(ビットコイン)やXRP(エックスアールピー)に対して弱含んでいる。

ETHの年初来騰落率は33%と上昇はしているが、同47%のBTC、40%のXRPには見劣りしている。ETHを対BTCで比較したETH/BTCチャートは約1年ぶりの安値圏となっており、ETH/JPYチャートでも長期トレンドが上値を抑えている格好だ。

・ETH/BTCはテラショック後以来の安値圏

当社取引ツールより作成

上図は、2021/2から2023/10現在までのETH/BTCの週足チャートである。

2022/5にステーブルコインTerraUSD(UST)がディペッグを起こしたことで、テラ(LUNA)の価格が崩壊したテラショックをきっかけとし、ETH/BTCは0.05BTC付近(上図赤線)まで大きく下落した。

そこからは、2022/9のイーサリアムネットワークの大型アップグレート(Merge)に向けて0.08BTC(上図白線)へとテラショック後の安値と比べ約60%も急回復した。

しかし、Mergeが完了してからは高値を切り下げており、現在まで下落トレンドが続いている状況だ。今月(2023/10)には節目となる長期のサポートラインである上図黄線の0.06BTCを明確に割り込み、テラショック以来の下値模索が懸念される展開となっている。

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