スウェーデンにおけるビットコインの需要が急速に加速―その理由とトレンド

3月10日、ウィンクルボス兄弟のETF COINは公式にSECによって否決されたが、主要な株式市場におけるビットコインの需要は加速し始めている

イギリスに拠点を置くGlobal Advisorsは以前、2種の上場投資証券をスウェーデンのNASDAQ OMXに上場しており、どちらも大幅に規制されたスウェーデンのNASDAQ株式市場で取引されているビットコインの価格と価値に連動するETNだ。

Global Advisorsで最高投資責任者を務めるダニエル・マスターズ氏は、最近CNBCのインタビューの中でビットコインETNの需要が急速に盛り上がってきていると語っている。現在、ビットコインの価格は2,300ドルの水準を保ち続けており、一時の価格よりは下がっては来ているものの、それでも今年始めの価格と比べると大幅な高値を付けている。

“ビットコインに対する関心はまさに成層圏を突破する寸前”

年初来、ビットコインは140%近く値上がりしており、6ヶ月で900ドルから2,300ドルまで高騰している。マスターズ氏は、インタビューの中で、「ビットコインに対する関心はまさに成層圏を突破する寸前である」と語っており、特に、クライアントのためにビットコインETNを購入してきたブローカーやファンドマネージャーの中での声が高まってきていると語った。過去数か月に渡り、ビットコインは安全資産として潜在的な経済的不確実性によるリスクを避けるその実用性と可能性を証明してきており、そういった理由から投資会社と個人投資家問わずビットコインを買っている人が多く増えてきているようだ。

スウェーデン市場で最も人気の高いビットコインETNは、NASDAQストックホルムに上場しているスウェーデンのFSAから認可を受けたXBT Providerだ。株式とETN、それぞれがビットコインの1BTCの5%の価格を反映している。XBT株と投資証券それぞれが約98ユーロで取引されており、スウェーデンの投資家たちは、長期投資や安全資産としてXBT ProviderのようなETNを購入し、ビットコインを保有している。

他にも、Bitcoin Tracker OneがNASDAQストックホルムに上場されている。去年から、Bitcoin Tracker Oneの価値は、26.30ユーロから96.44ユーロにまで4倍近く高騰している。

“The interest is just going stratospheric”

スウェーデンとヨーロッパにおけるビットコインの勢いは止まらず

ビットコインの需要は世界中で急速な伸び率を誇っており、ビットコインの導入率も去年から大きく増え始めている。日本における仮想通貨法案の制定、オーストラリアの二重課税の廃止、フィリピン中銀による通貨及び支払い手段としての認定など、全ての出来事が世界中のビットコイン産業の成長を加速させている。

さらに重要なことは、ビットコイン取引市場の法整備がようやく政府によって行われ始めたことで、ヘッジファンド、機関投資家、巨大コングロマリットなど、個人、企業を問わず仮想通貨として、そして安全資産としてのビットコインに対して注目し始めている点だ。

前回、米国証券取引委員会(SEC)がビットコインETFのプロポーザルを否決したことで米国内の投資家たちを落胆させる形となったが、世界規模で見れば、公的市場、為替市場、どちらにおいてもビットコインはその高い流動性を保っている。

投資会社やマスターズ氏を含むエグゼクティブたちは、スウェーデンとヨーロッパにおけるビットコインの成長の勢いは止まらないだろうと信じており、長期的に見れば、機関投資家からの需要も増え続けていくことだろう