著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

米株下落でも上昇

昨日のBTC相場は堅調な展開。120万円前後から121万円前後にレンジを切り上げると、海外時間にレンジをブレーク、10/13の戻り高値を上抜け、124万円台に値を伸ばしている。週末は目立った材料が無い中120万円を挟んでのもみ合い推移だったが、米民主党のペロシ下院議長が大統領選前の景気対策合意に向けて48時間の期限を設定すると121万円台にワンタッチ、日本株も上げて始まると121万円前後にレンジを切り上げていた。海外時間に入るとEURが反発、ドル売りとなる中、金が上昇、更にSWELL開催中に大きく値を下げていたXRPが反発するとBTCにも上昇圧力がかかり始めた。IMFのイベントでパウエルFRB議長がCBDCについて「1番になるより正しく導入することが重要」としたことも影響したかレンジをブレーク、10/16の戻り高値122.5万円、更に10/13の戻り高値123.5万円を上抜け、124万円台まで値を伸ばしている。

Outlook

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。