著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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Review

注目の金曜日通過、上値重い

週末のBTC相場は上値の重い展開。100万円で上値を抑えられると、95万円台まで値を下げたが、98万円台まで値を戻している。目立った材料もない中、株の上下に一喜一憂を続けていたBTC相場だが、100万円で上値を抑えられるとじりじりと値を下げる展開。注目のDeribitの大量のオプションカットやCMEBTC先物6月限の最終取引時間にかけ何度か反発をみせるも99万円近辺で上値を抑えられた。材料的にも、SBIによる国内初の暗号資産ファンドの今夏立ち上げやCoindeskによるクレイトン現SEC委員長のNY南部連邦検事への転出で、前例によればクリプトママことピアース委員が代理委員長就任の可能性といったポジティブな報道もあったが、ヒューストン地域で緊急事態宣言復活もあり米株が値を下げる中、上値を重くしていた。すると日曜日に95万円まで値を下げたが、Binanceの大型アップデートや香港国家安全法採決報道もあり、98万円台に値を戻している。

Outlook

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。