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米長期金利高止まり

昨日のBTC相場はもみ合い推移。米長期金利上昇による米株の軟調推移にBTCは上値を重くしていたが、朝方にかけて42,000ドル(約480万円)台まで上昇。日中は、原油高を発端とした米長期金利上昇により各国の中央銀行が金融引き締めを急ぐのではという思惑が市場に広がった。これを嫌気した日経平均が大幅安となると、BTCは軟調な展開に、更にはEUの規制当局がプルーフオブワーク(PoW)での暗号資産マイニング禁止を要求していることをFinancial Timesが報じたこともあり、41,000ドル(約465万円)近辺まで反落した。その後、米暗号資産取引所Geminiが取引プラットフォームOmniexの買収を通じ、機関投資家に向けた暗号資産取引の簡素化を試みているとのBloombergでの報道もあり、海外時間にかけて42,000ドル台へと反発した。しかし、原油価格の上昇や米長期金利の高止まりから利上げ加速を警戒したリスクオフムードが更に強まると米株が軟調に推移、今朝方にかけて再び41,000ドルへと下落する展開となっている。

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