著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

イーサリアム史上最高値肉薄も

昨日のBTC相場は高値圏でのもみ合い。6万ドル(約665万円)トライに失敗、57000ドル(約630万円)近辺でサポートされると58000ドル(約640万円)から59000ドル(約650万円)近辺での取引が続いている。ゴールドマンサックスの富裕層向け商品提供やブラックロックのBTC先物取引開始の報もあり、再び6万ドルを窺う動きを見せていたが、水曜日の米株が引けにかけ値を崩す中、上値が重くなった。しかしETHなどアルトコインが堅調に推移する中、アジア時間は、59000ドル(約650万円)近辺で底堅く推移していた。海外時間に入ると米ISM製造業景況感指数が64.7と37年ぶりの高水準を記録、米株が上昇する中、BTCもやや値を上げたが、2000ドル(約22万円)前にETHが失速するとBTCも連れ安となった。しかし、モルガンスタンレーが傘下ファンドでのBTC関連投資をSECに開示、Coinbaseの上場が4月14日とされ、またETHが切り返し2月に付けた史上最高値に肉薄、米株も持ち直す中、再び59000ドル(約650万円)近辺に値を戻している。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。