市場の低迷が続く中、仮想通貨セクターはすでに303億ドルの資金を調達しており、2021年の1年間の資金調達を上回っていることが、新しい報告書で明らかになった。

仮想通貨分析会社MessariとDove Metricsによる8月2日のレポートによれば、2022年上半期に集中型金融(CeFi)、分散型金融(DeFi)、非代替性トークン(NFT)、インフラ関連で調達した資金は303億ドルにのぼる。これは1199件の資金調達ラウンドの合計になる。

半年間の調達額は、2021年全体で1313件の資金調達ラウンドで調達した302億ドルをすでに上回っている。

資金調達総額の3分の1以上がCeFiセクターで行われ、102億ドルの資金が調達された。インフラとNFTセクターも高額の投資が行われたが、DeFi投資はこの期間に18億ドルの資金調達にとどまり、後塵を拝しているようだ。

CeFiへの投資のほとんどは仮想通貨取引所を対象としたもので、合計で32億ドルの資金を調達した。決済サービス、マーケットメーカー、バンキングビジネスがほぼ同率で2位となった。

上半期に86億ドルの資金を調達したWeb3およびNFTセクターでは、ゲーム関連のNFTが投資の大半を占め、他のNFT関連の4倍以上の資金を調達した。

現在人気のあるNFTベースの仮想通貨ゲームには、Axie Infinity、Aavegotchi、CryptoKitties、Galaxy Fight Club、Gods Unchainedなどがある。