ブロックチェーンインテリジェンスプラットフォームのアーカムによると、仮想通貨取引所コインベースが保管するウォレットに約100万BTCが入金されていることが判明した。現在のBTC相場では、これらのコインは250億ドル以上の価値がある。

アーカムによると、コインベースが保管するビットコインは、存在するすべてのBTCの約5%に相当。合計で94万7755BTCを保有している。コインゲッコーによると、現時点でのBTCの流通供給量は約1949万3537BTCだ。

アーカムはコインベースが使用している3600万件のBTC入金および保有アドレスをタグ付けして識別した。アーカムによると、コインベースにある最大のコールドウォレットは約1万BTCを保有している。コインベースの財務報告に基づくと、アーカムはコインベースがまだラベル付けされていない、または識別できないBTCをさらに保有していると考えている。

コインベースはウォレットに250億ドル以上のBTCを保管している一方で、最近のデータによると、コインベース自身が保有しているのは2億ドル相当の約10,000BTCのみだ。

一方でコミュニティメンバーは、中央集権型取引所が保有するBTCの量に関するニュースに、さまざまな反応を示している。一部の人々は、これはBTCを取引所から引き出すサインであると考えており、取引所が出金停止する可能性を警告している。また、コールドウォレットには懸念があるため、資産を保管する良い方法はないと言う人もいる。

企業によるBTC保有量に関しては、ビジネスインテリジェンス企業のマイクロストラテジーが依然として最も多くのBTCを保有している。8月1日に発表された決算で、同社の共同創設者であるマイケル・セイラー氏は、同社が執筆時点では40億ドルを超える15万2800BTCを保有していると発表した。