米国の仮想通貨取引所コインべースは、5億ドル相当の仮想通貨をバランスシートに追加する計画を明らかにした。
コインベースのブライアン・アームストロングCEOは20日、同社の取締役会が仮想通貨購入を承認したとツイート。さらにコインベースは今後もすべての利益の10%を仮想通貨に投資する予定であると付け加えている。
アームストロング氏はまた、コインベースが仮想通貨の購入に割り当てる利益の割合を徐々に増やしたいとも述べている。
We recently received board approval to purchase over $500M of crypto on our balance sheet to add to our existing holdings. And we'll be investing 10% of all profit going forward in crypto. I expect this percentage to keep growing over time as the cryptoeconomy matures.
— Brian Armstrong (@brian_armstrong) August 19, 2021
コインべースが公開したブログ投稿では、コインベースがビットコインに加えて、イーサリアムやプルーフ・オブ・ステーク(PoS)資産、DeFi(分散型金融)トークンをバランスシートに保有する最初の上場企業になるだろうと書いている。
発表では、仮想通貨セクターに長期投資するコインベースの取り組みを強調している。
「私たちの投資は、ドルコスト平均法を使用し、複数年にわたって継続的に展開される。私たちは長期投資家であり、プラットフォームから資産が上場廃止されるといった特定の状況でのみ売却する」
どの仮想通貨に投資するかは、ユーザーの仮想通貨の保有動向に左右されるともしている。ある仮想通貨の保管残高が増加すれば、コインベースの投資対象に選ばれる可能性があるという。
コインベースは、ユーザーとの利益相反を回避するため、サードパーティのプラットフォームや店頭取引のトレーディングデスクを介して取引するという。