Circleがビットコイン取引所を閉鎖―次世代のプラットフォームへシフト

ヨーロッパにおける大手ベンチャーキャピタルが支援するビットコイン・スタートアップの1つ、Circleが、公式にビットコイン取引サービスの廃止と、新たにブロックチェーンベースのビットコイン送金サービス、及び、unbankedな人々向けのメッセ―ジアプリのローンチを発表した。

顧客サポートのブリーフィングの中で、Circleチームは次のように述べている

 

「現在、弊社は、決済をより今まで以上にソーシャルなものへと近づけるよう努力を重ねており、ビットコイン自体の売買というより、むしろ、次世代のブロックチェーン技術の発展に向けて邁進しております」

 

ビットコイン取引から次世代のテクノロジーへ

 

Spark、新市場、メッセージアプリ、そしてビットコインの変革”と題したブログ投稿の中で、CircleのJeremy Allaire CEOと、Sean Neville取締役は、ビットコインの技術をベースにして作られた同企業の次世代テクノロジー開発の計画を明らかにしている。

Cicleの開発チームは、世界最大の送金市場である―フィリピンと韓国間での送金と決済の促進を目指す方針のようだ。Circleのモバイルアプリケーションに新たに加えられた機能により、ソーシャルネットワークの機能をビットコイン・ウォレットに組み込むことで、ユーザー同士のメッセージのやり取りの中での決済が可能になる。

Circleは、長い間、ビットコインがメインストリーム化すること夢見ており、そのヴィジョンは、CircleをAppleと戦略的パートナーシップを結ぶに至らせ、その結果、Circleのビットコイン・ウォレットサービスが新しいiOS 10のプラットフォームに統合される形となっている。本質的には、ビットコイン決済アプリケーションにメッセージ・プラットフォームを統合することで、より大きなユーザーベースが生まれ、ビットコイン決済の可能性とアドバンテージを最大化させることができると、Jeremy Allaire CEOは考えているようだ。

“Web、iOS、Android、全てのプラットフォームの垣根を越えた、新たなメッセージ機能のリリースを行いました。友人、同僚、家族の一員、個人事業主との会話や、交流、等という場面において、ソーシャル決済によって最適な体験がもたらされると長い間我々は信じていました”と、Allaire氏は語った。

 

オープンソース・プラットフォーム、Spark

 

Sparkは、数週間後にオープンソースでのリリースが決定している。その技術の詳細はまだ明らかにはなっていないが、Allaire氏曰く、ビットコインや他のアセットでの決済が可能になるようだ。

 

“(Sparkは)ビットコインやブロックチェーンを決済レイヤーとして利用し、仮想通貨ウォレットで価値を交換するような、手段を提供する追加プロトコルの一群です。”と、Allaire氏は語り、現在の決済を可能にしているグローバルなKYCのレギュレーションやポリシーに準拠すると語っている。

“初期に焦点を当てたのは、完全なKYC/AMLや、コンプライアンスの要件を満たすかどうかを確認する際に、世界中の仮想ウォレットに接続し、ローカルな通貨取引所のレートや、換金規則の契約などのシームレスな体験を提供することでした”と、Allaireは述べた。

Sparkは、フィリピンと韓国におけるユーザー間の決済として実用性のある技術としての役割を果たすことで、Circleの開発チームが指摘するように、Sparkのブロックチェーン・ネットワークを利用して、ビットコインやその他の通貨、どちらも利用可能になる予定だ。


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