著者 ドルフィンf
大手証券会社出身、バブル崩壊期からトレード業務やIT企業経営を行っており、その後仮想通貨取引所の設立に関わる。ディープラーニングを用いた価格分析手法を確立しトレードで大きな利益をあげる。
今回からマーケット状況の解説に加え、それを実際のトレードにどのように反映しているかの解説も加えたいと思います。
マーケット予測というのはトレードにおける単なるツールの一つに過ぎず、リスクマネジメントその他によって実際の損益は全く違う結果になる事をお伝えする必要があると感じているためです。
まず初期条件ですが、取引所はBitMexを利用しています。(BitMexは現在日本人は開設できません。私は豪州のアカウントでトレードをしています。)
スタートは5BTC、法定通貨ではなくBTC数を増やす事を目的としたトレードを行います。
送金手数料やトレード前に行ったシステムテストのトレードでの損益も計上します。
3月10日にBITSignalにて中期買いシグナルが点灯したところからが本番となります。
この日の中期買いシグナルは私が一番信頼しているHypeTuna(BITSignalオリジナルの中期シグナル)ではなく、通常の中期買いシグナルだったわけですが、この場合はHyperTuna出現時よりもロング(買い)ポジションの量は少なめにしています。
実際のロング(買い)参入価格は54,600ドル台でしたが、その後3月15日にトレイルストップに掛かり59,700ドル台でクローズ。(この時のトレイルストップ設定は-1,800ドル)。
この時点で5BTC => 6.0538BTCに増えています。
その後、3月15日に短期買いシグナルが点灯しました。この時の短期シグナルの考え方は、
★ 直前に出た中期シグナルはHyperTunaではなかった事で通常の短期シグナルよりポジション量は少なめ
★ 中期シグナルのポジションがトレイルストップに掛かった直後なので、短期ポジションは更に少なめ
というリスクマネジメントをしています。
実際に58,100ドル台で少な目のロングポジションを持ち、-1,000ドルのストップロスに掛かり6.0538BTC => 5.7441BTCに減少しています。
2021年3月10日〜3月16日の結果は、
5BTC => 5.7441BTC
(5BTC => 6.0538BTC => 5.7441BTC)
となり6日で14.88%利益を得ました。
このようにトレードを行うごとに適時、その意思決定の内容と残高等を公開したいと思いますので、皆様引き続き宜しくお願いいたします。