ビットマイン、イーサリアム保有量が400万ETHを突破　直近の4000万ドル分購入で節目達成

イーサリアム（ETH）を中核資産として保有するトレジャリー企業のビットマインが、最新の4000万ドル規模の購入を受け、イーサリアム保有量が今週400万ETHを超えた。

ビットマインは月曜日、同社のETH保有量が406万ETHになったと発表した。オンチェーン分析プラットフォームのルックオンチェーンによると、同社は同日、約4061万ドル相当となる1万3412ETHを取得している。

今回の購入により、ビットマインが直近1週間で取得したETHは累計で約9万8852ETHに達した。同社によれば、これらのETHはいずれも平均購入価格2991ドルで取得されたという。

ビットマインのトム・リー会長は、「ビットマインはこの1週間で9万8852ETHを追加取得し、保有量は重要な節目となる400万ETHを超えた」と述べ、。わずか5.5カ月で達成した極めて大きなマイルストーンだ」とコメントした。

週末にETH価格が3000ドル台を回復したことで、ビットマインのETH保有分は、10月の市場急落以降続いていた含み損状態から再び含み益に転じた。

同社は、ETHの総供給量の5％を保有することを目標に掲げており、これまで繰り返しイーサリアムおよびそのエコシステムに対する強い確信を示してきた。

現在の保有額は、足元の価格ベースで約122億ドルに相当し、戦略的イーサリアム・リザーブのデータによれば、目標達成に向けて既に約67％まで進捗している。

リー氏は「『5％の錬金術』に向けて急速に前進しており、巨額のETH保有によるシナジーもすでに現れ始めている」と述べた。

ビットマイン（BMNR）の株価は過去6カ月で606％上昇しており、6月に開始したイーサリアム戦略が同社にとって大きな追い風となっている。

同社は投資家価値のさらなる創出を目指し、2026年初頭にETH保有分を活用したステーキングの接続を計画している。

リー氏は「『メイド・イン・アメリカ・バリデータ・ネットワーク（MAVAN）』として知られる当社のステーキング・ソリューションは着実に進展している。安全なステーキング基盤を提供するクラス最高水準のソリューションで、2026年初頭に展開する予定だ」と語った。