重要ポイント
半減期サイクルのパターンに基づくと、ビットコインは10月までに15万ドルに達する可能性
新たなBTC投資家も増加しており、さらなる上昇余地があるとの見方もある
ビットコイン(BTC)は現在の強気相場サイクルにおいて、最終局面に入った可能性がある。過去の半減期ベースのフラクタル(類似パターン)に基づけば、次の主要な高値は10月にも到来する見込みだ。
10月にかけて15万ドル到達か
アナリストのクリプトブレット氏が追跡している「チックタック」フラクタルによれば、ビットコインは各半減期の後、概ね518〜546日後にピークを迎える傾向がある。直近の半減期は2024年4月15日に発生した。
7月下旬時点で、過去のパターンに従えばポスト半減期のピーク到来まで残りは77日間となる。
クリプトブレット氏は「BTC強気サイクル:残り3か月。チックタック、チックタック」と述べている。
これにより、次の高値は10月になる可能性が示唆される。多くのアナリストは、年末までにBTC価格が13万〜15万ドルのレンジに到達すると見ており、中には20万ドルへの強気な見通しを示す声もある。
長期保有者はまだ投げ売りしていない
オンチェーンデータも、今後数か月におけるビットコイン価格の上昇を裏付けている。
クリプトクオントのアナリスト、アクセル・アドラー・ジュニア氏が公表した指標によれば、新規投資家と既存投資家のアクティビティを比較した結果、最近購入された「若いコイン」が市場全体の取引活動の30%を占めている。
この30%という水準は、2024年3月(64%)および12月(72%)の過熱ピーク時より大幅に低い。
これら過去のピーク時は、いずれもローカルトップと一致しており、新規投資家の活動が市場を支配する局面は、熱狂と利益確定売りの時期を示す傾向がある。
これに対し、現在の水準はまだ上昇余地があると見なされている。
トレンドは新規参加者による需要の増加を示しており、一方で長期保有者は投げ売りの兆候を見せていない。
アドラー氏は、「古い保有者は依然として緩やかに売却している。係数が0.3ということは、3年以上保有されたコインの供給が、新たな需要を急激な価格変動を伴わずに吸収できていることを意味する」と指摘する。
「長期保有者の投げ売り(capitulation)リスクという観点から見ると、市場は均衡が取れているように見える」
この安定は、機関投資家による吸収力の強さにも支えられている。企業やETFは引き続きビットコインを安定的に蓄積しており、断続的な売り圧力を相殺している。
その結果、こうした大口プレイヤーによる供給吸収が短期的な売り圧力を抑え、市場が強気相場の後期段階においても構造的な健全性を維持する一因となっている。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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