24時間で300ドル近い値上がりを記録した後、ビットコインは過去最高価格を2,933ドルで更新し、ついに3,000ドルの大台に近づいてきている。

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5月25日、ビットコイン価格は約2,700ドルから1,900ドルまで下落し、大幅な市場修正となったが、その前にビットコインの価格は爆発的に上昇しており、その結果を受けて、アナリストや専門家たちは短期では調整局面に向かうだろうと分析していた。

しかしながら、ビットコイン価格が下落した際、WhalePanda氏やRTのマックス・カイザー氏などのアナリストたちは、今まで始めのバブルのピークを越えても何度も持ち直してきている点を指摘し、中期、長期で見れば価格はまた上昇するだろうと分析している。

特に、カイザー氏は、時価総額が1兆ドルに達し、将来的に1BTCが10万ドルに到達するまで、こうしたビットコインの価格トレンドは続くだろうと指摘する。

例えば、5月25日から27日にかけての2日間でビットコイン価格は2,700ドルから1,900ドルへ下落している。しかし、2週間もしないうちにビットコイン価格は前回のピークを回復し、2,900ドルを越え、今や3,000ドルに迫ろうとしている。カイザー氏や多くのビットコイン、クリプト関連のアナリストたちが、既存の通貨や現行の通貨システムの地位にビットコインがたどり着くまで、こうしたトレンドが続くだろうと分析している。

5月はビットコインにとって大きな月だった

5月は、スケーリング問題や、レギュレーション問題、流動性やメインストリームでの導入など、ビットコインが大きな進展を遂げた月だった。先月始めには、コア開発者の1人、エリック・ロンブロゾ氏が、バリー・シルバート氏とDigital Currency Groupを始め、シルバート協定に同意する56の企業に助力すると宣言している。

5月10日、オーストラリア政府が公式にビットコインの二重課税を廃止し、暗号通貨市場と産業の活性化を図っている。先週には、日本の数十億ドル規模の大企業GMOが、地方の企業や投機投資家から爆発的に増加するビットコインの需要に対処するべくビットコイン取引所をローンチしている。

スケーリング問題や、世界的なメインストリームでの導入、そして、規制の枠組みに関して言えば、ビットコインは指数関数的に進化し続けており、その成長は明らかにその価格動向に表れているといえる。